新春おめでとうございます 本年も皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたします
 川崎・砂子の里資料館も、おかげ様にて開館10周年を迎え、年々所蔵品も充実し、東海道川崎宿の文化拠点として、注目されるに至りました。
 本年5月から7月には、フランスの世界遺産都市アルビのロートレック美術館で、当館所蔵の浮世絵展を開催いたし、日仏文化交流に貢献して参りたいと存じます。
 さて、新春は「干支(辰)と北斎・広重展」を前期・後期に分けて開催いたします。干支「辰」にかかわる、肉筆画や眞葛香山の花生や置物と合わせて、北斎や広重の名品を展示いたします。
 特に今回新発見された、初代歌川広重の肉筆画「武蔵多満川」(六曲方隻の一面)は、大英博物館の「広重スケッチ帖」で知られていましたが、初公開いたす事にしました。 本年も、おさそい合わせて、ご来館下さるよう、ご案内申し上げます。
川崎・砂子の里資料館館長
斎藤 文夫







 如月三日は「節分」。鬼を追い出し、福を呼ぶ行事に、梅の香ただよう春到来とは申せ、余寒厳しき折、先月に続き、北斎・広重展(後期)をお送りいたします。
 特に北斎生涯唯一の双六絵「鎌倉・江ノ嶋・大山 新板往来双六」(初摺)は、武蔵・相模両国にまたがる神奈川県の名所旧跡を描いた双六として、初公開しました。七十歳を越え、矍鑠(かくしゃく)として世界に冠たる「冨嶽三十六景」の大作をはじめ、名所絵の広重として後世に名を残した格調高い名品の数々と、天童広重と呼ばれる肉筆浮世絵など、充実した展示をいたしましたので、ご高覧下さい。
川崎・砂子の里資料館館長
斎藤 文夫




2012©川崎・砂子の里資料館